高齢化社会が深刻化する日本では、要介護者の増加に伴い介護職の需要も増加傾向にある。こうした需要に対し、介護系の職種はどこも慢性的な人手不足に陥っているのが実情だ。
数ある職種の中でも、ホームヘルパーは特に需要度が高いといえる。これには、在宅で老後を過ごしたいと考える高齢者が増えたことが大きく関係している。
同様に、地域を問わずたくさんの求人募集が行われていて、他業種から転職をする形で目指す人も増えている。とはいえ、いくら人手不足であるからといって、応募をすれば誰でもホームヘルパーになれるわけではない。ホームヘルパーは人の暮らしに密接に関わる役割であるため、信頼できる人間でないと採用されない。
そこで、ここからはホームヘルパーの面接で気をつけたい点について言及しよう。
注意すべきポイントの一つが見た目の清潔感だ。これはホームヘルパーに限ったことではないが、清潔感のある身だしなみは働く上での最低限のマナーと言える。男性の髭や女性のメイクはもちろん、身に付ける洋服もしっかりと意識をして面接に行かなくてはいけない。
面接ではハッキリとした受け答えも採用の可否を決める大事なポイントとなる。要介護者の自宅に赴いて身の回りの世話を行うことを仕事とするホームヘルパーにとってコミュニケーション能力は必要不可欠な要素の一つだ。人の目を見て話ができない、声のボリュームが小さすぎて聞き取れないといった状態では仕事に支障が出てしまうことも考えられる。入室時の挨拶はもちろん、ハッキリと元気良く面接担当者の質問に答えられるようにしておくことが大切だ。
そのほかにも、履歴書を確認しながら進めていくことが基本となるため、質問された内容に対する返答が履歴書とズレないよう注意することも大事だ。上記を心がけて、自分が信頼できる人間であることをしっかりアピールできれば、採用される確率はグンと上がるだろう。